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一般財団法人北海道河川財団会長 北海道大学名誉教授(15代総長・放送大学名誉教授(5代学長))
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土木学会  論説委員会サイトへのリンク 



第1回論説(1) 委員長論説 (2007年6月)   PDF(21.25KB)
「目ははるか地平を、足はしっかりと大地を」

 1972年の国連のストックホルム人間環境会議以来、地球が閉じた系であり、果てしない人類の成長(増殖)は無い事を人びとは広く公に知り始めた。
 18世紀始めから21世紀末にかけて人類は史上最大の、おそらくは人類史上ただ一度の、大増殖を近代文明上で描いている。様々な推計法によっても、閉じた系の人口変化を大略記述するロジステック曲線等で概括的に予想しても、地球の飽和人口は、100億人前後と想定される。

・・・・・・

 20世紀までの近代文明は、成長こそが成功であり、経済成長を維持しつづける事によって地球上(人類)のほとんどの問題は処理できるように考えたと思う。近代以前は、宗教的自制が世の秩序を守り、より敬虔である事が価値であると考えられた時代が長く続いたように思う。金を成長・成功の単一尺度としたといえる現代に及んで、豊かさを求める大人口の存在により、水・エネルギー・原材料等の資源枯渇・環境汚染・食料獲得空間の不足が顕在化し、金が成長・幸福よりも淘汰・退場の尺度に使われる恐れが国際的にも個人的にも出てきつつある。

・・・・・・ 
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世界が日本や米国などと同じ暮らしをしようとすると、地球がいくつも必要である。
新たな社会の在り方を、日本は真剣に模索しなければならない。

人間社会を維持するためには、今の野放図な成長戦略から撤退することしかない。
これは、究極の攻撃的戦略である。



北海道建設新聞掲載 インタビュー記事(2011年4月15日付)
 
北海道建設新聞社の関連サイトへのリンク

 東日本大震災・復興への提言  「野放図な成長戦略から撤退を」
  ・今回の大震災の受け止め / 基本価値の認識
  ・次の時代の在り方
  ・施設整備の検証の必要性
  ・復興の考え方
  ・日本の再生
1972年のストックホルム人間環境会議以来、人類は地球が閉じた系であり、人類の果てしない成長(増殖)はないことを確実に知り始めた。18世紀初めから21世紀末にかけて人類は史上最大の、おそらく史上ただ一度の、大増殖を近代文明上で描いている。さまざまな推計法や閉じた系の人口変化を大略記述するロジスティック曲線等で予想される地球の飽和人口は、100億人前後と想定される。

After The United Nations Conference On The Human Environment in Stockholm of 1972, people finally realized that Earth is a closed system and that mankind cannot continue to grow (proliferate) forever. From the beginning of the 18th century till the end of the 21st, mankind has experienced massive growth, the largest proliferation in history and something which will probably never happen again. Various methods of estimation and logistic curves which roughly describe the population change in a closed system have been used to predict that the saturation point for the population on Earth is around 10 billion.

从1972年的斯德哥尔摩人类环境会议以来,人类切实地了解到地球是一个封闭的体系,人类不会无限繁殖。从18世纪初到21世纪末,人类在近代文明史上描绘出有史以来最大的、恐怕也是历史上唯一的一次大繁殖。利用各种推算法和大略记述着封闭体系的人口变化的逻辑曲线等而预想出来的地球的饱和人口是100亿人左右。



■日本近代化「坂の上の雲」サイクル 
大日本帝国が世界屈指の大海軍国となり、陸軍でも巨大国に仲間入りし拡大を続けた末の、大東亜戦争の最大膨張線は短期間ながら、アリューシャン・マーシャル・ソロモン・ビルマ・中国中部・沿海部・旧満州にまで至った。敗戦後に廃墟から復興膨張した日本経済は、巨大な産業技術国家「ジャパン・アズ・No1」と言われつつ世界の隅々にまで優れた製品を送り出し、経済戦争の覇を競い、1980年代の後半から1990年代にかけて、日本の地価総計が米国のそれよりも大きいなどとびっくりする話を平気で新聞が書いたりする経済大国になった。最大膨張期は、あまり長い時間ではなかったが、国のGDPも個人当たりのGDPも確然として世界第2位を誇った。両時期ともに先立つ30年以上の国民の営々とした努力の積み重ねで社会体制と産業構造を調整し蓄積を増してきた結果の大膨張である。戦前は軍事強勢国家としての膨張であり、戦後は平和国家を標榜しつつ、軽武装で経済大国を目指しての膨張である。これらはともにエネルギー・資源・先端技術・統治システムの不十分などで陰をきたした。
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プロフィール
HN:
丹保憲仁
年齢:
91
性別:
男性
誕生日:
1933/03/10
趣味:
カメラ
自己紹介:
・主な経歴
 水の安全保障戦略機構議長
 日本水フォーラム副会長
 北海道大学名誉教授(第15代総長)
 放送大学名誉教授(第5代学長)
 第89代土木学会会長
 第2代国際水協会会長
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