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地方独立行政法人 北海道立総合研究機構理事長のつぶやき
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 今年は、私の83年の人生の中でいくつかの大きな出来事のあった年の一つである。
 
宗谷の田舎から出てきて、札幌師範の付属小学校の1年生となり、以後今日まで77年間札幌の住人となった。最初の年、昭和14年は今年の様な大雪の年であった。昭和16128日の太平洋戦争の始まった年、昭和208月の敗戦、昭和37年のフロリダ大学留学とキューバ危機、そして淡々たる日本の高度成長と閉塞の後に、ついに来た転換点かと思われる年が、今年の平成28年である。まだ、道立総合研究所の理事長として、北海道の将来に責任を感じる立場にいる。
 
立て続けの世界各地のテロの頻発と、大量の難民の発生と異なる宗教間争いの問題、英国のEU離脱、トランプ米新大統領の出現、中国海軍の列島線への進出、ロシヤの居直り。前の三つは近代の終焉を告げる兆候と思われますが、後二者は近代化をしそこなった国が遅れてやってきて、近代文明にとどめを刺すことになるのではないかと心配です。1930年代後半の後進の近代化国、大日本帝国の往時のメンタリテーや軍主導の強権的中枢機構の挙動を彷彿させます。
 
北海道も新幹線を喜んだと同時に、地域の幹線路線・生活路線が成立しなくなる愚を招きました。リニア―東海道は論外としても、子供のころから当たり前であった様々な事柄が、すべて変わってくる。短小軽薄な社会の仕組み。幼稚化した公共放送。我慢の無くなった、親子・生徒・学生。すべての社会実装が基本的な連携ネットワークを欠いたまま、政争、論評、時には無責任な批判の種にさえなり、それがSNSでもっともらしく広がる。
 
3つの台風が北海道に立てつづけに上陸し、迷走台風10号が後を追い道南に停滞して明治31年以来の大水害を田畑と町にもたらした。昭和56年の連続2台風を定規として議論を重ねて作り上げた石狩川の基本計画で、本流は何とか守られたが支流や他の地域の河川はずたずたにされた。小生が委員長を務めた石狩川流域委員会を経て開発局が策定した連続台風への対応への限界を超えた4台風連続であり、国管理の河川と道・地方自治体管理の河川の接続不良も顕在化した。近代河川管理システムの盲点である。
 
近代システムが音を立てて崩れていくように思える。日本近代化の後半の80年を国の内外で働いてきた小生が改めて思うことは「近代の終焉」がいよいよ始まったという感慨である。
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プロフィール
HN:
丹保憲仁
年齢:
85
性別:
男性
誕生日:
1933/03/10
趣味:
カメラ
自己紹介:
・主な経歴
 水の安全保障戦略機構議長
 日本水フォーラム副会長
 北海道大学名誉教授(第15代総長)
 放送大学名誉教授(第5代学長)
 第89代土木学会会長
 第2代国際水協会会長
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